日常的にパソコンを使っていると、画面の一部や全体をキャプチャして他の人と共有したい瞬間がよくあります。
例えば、ウェブサイトの一部を切り取って送信したり、作業の進捗を画像として保存したりすることがあります。
そんな時に便利なのが、Windowsのショートカットキー「Windows + Shift + S」です。
このキーコンビネーションを使えば、簡単にスクリーンショットを撮ることができ、作業の効率が格段に上がります。
目次
「Windows + Shift + S」とは?
「Windows + Shift + S」キーを押すと、Windowsのスクリーンショットツール「Snipping Tool」が起動し、画面のキャプチャモードが有効になります。このツールはWindows 10以降に搭載されており、さまざまなスクリーンショットのオプションを選択できます。
特定の範囲やアクティブなウィンドウだけをキャプチャするなど、細かい調整が可能です。
4つのキャプチャオプション
「Windows + Shift + S」を押すと、画面上部に4つのキャプチャオプションが表示されます。各オプションを理解し、適切な場面で使い分けることが効率的な作業に繋がります。
1.長方形クリップ
これはもっとも基本的な機能で、マウスで選択した長方形の範囲内をキャプチャできます。
特定の部分だけを取り込みたいときに最適です。
ウェブページや画像の一部を切り取るときによく使われます。
2.フリーフォームクリップ
自由な形で範囲を選択できるのがこのフリーフォームモードです。
円形や不規則な形状など、特定の形を維持してキャプチャしたい場合に便利です。
3.ウィンドウキャプチャ
開いているアクティブなウィンドウ全体をキャプチャする機能です。
複数のウィンドウを開いているときに、特定のウィンドウだけを素早く取り込みたい場合に役立ちます。
4.全画面キャプチャ
ディスプレイ全体をキャプチャします。
複数のモニターを使用している場合、すべてのモニターの画面が一度にキャプチャされます。
プレゼンテーションやデモンストレーションの際に有効です。
キャプチャ後の操作
「Windows + Shift + S」を使用してスクリーンショットを撮影すると、その画像は一旦クリップボードに保存されます。つまり、直接メールやメッセージアプリに貼り付けることが可能です。
「Ctrl + V」キーで任意の場所に貼り付けることができ、画像を素早く共有するのに便利です。
さらに、通知が画面の右下に表示され、それをクリックすると「Snipping Tool」でキャプチャを編集できます。
ペンツールで注釈を加えたり、必要に応じてさらにトリミングしたりすることも簡単です。
「Windows + Shift + S」が優れている理由
このショートカットキーの利便性は、多機能な点だけでなく、素早く簡単に操作できる点にあります。従来の「Print Screen」キーによるスクリーンショットでは、画面全体しかキャプチャできず、編集には別途ソフトウェアが必要でした。
しかし「Windows + Shift + S」は、範囲選択やウィンドウキャプチャなど、柔軟なキャプチャオプションを提供し、さらに手軽に画像を編集・共有できる点で優れています。
また、作業中にスクリーンショットを撮りたい瞬間に、即座に反応できることが、このショートカットキーの強みです。
ウェブ会議やリモートワークの場面では、情報を視覚的に共有する機会が増えており、その都度迅速にスクリーンショットを取得するのに非常に役立ちます。
まとめ
「Windows + Shift + S」は、シンプルでありながら強力なスクリーンショットツールです。多様なキャプチャオプションと手軽な操作で、日々の作業を効率化することができます。
もしまだこのショートカットを活用していないのであれば、ぜひ一度試してみてください。
作業のスピードが上がり、視覚的な情報共有がスムーズに進むこと間違いなしです。